気功の本質的理解

気功は魔法やオカルトのように捉えられがちですが、実は身体と意識を研究し尽くした、いわば総合身体論です。
そんな気功の本質をわかりやすく解説します。

気功の本質は同調原理

気功には様々なイメージがありますが、原理は人間の持つ「同調原理」です。
人間は生きている以上、常に身の回りの様々なものに影響されています。
その影響は身体に影響する物理的なものもあれば、知識や情報といった非物理的なものもあります。

そうした影響は結果的に、次の行動に影響してきます。
そう考えると、行動というのものは独立した自分の考えから生まれたものではなく、周りの影響によって行動が決まるということになります。

そのように自らに影響を与えるものの総称を「気」と考えます。
よって「気」はフィジカルに影響を与える「エネルギー」という面もあれば、思考に影響を与える「情報」という面もあります。

「気功」とは、それら影響を与えるもの=「気」を正しく認識し、自分にとって楽しくハッピーになるように自在にコントロールする具体的な方法です。
「気功法」の鍛錬を続けていくことで、その知識が深まるとともに、「気」に同調しやすい体を作ることも可能です。

「気」は当然、良い影響を与えるものもあれば、悪い影響を与えるものもあります。
これを気功の世界では「陰陽」と言います。
あらゆる物事には「陰」の面と、「陽」の面があると考えるのが気功の根本思想である「陰陽五行説」になります。

「気功」により同調しやすい体となりますが、大切なことは自分にとって良い気「陽の気」に同調し、自分にとってよくない気「陰の気」からはなるべく同調しない、こうしたことが大切になります。

よって、気功は気に同調しやすい体を作るとともに、気による影響を正しく知ることが大切になります。

気功の基本的な理論は下記書籍に非常にわかりやすく書かれております。
私の気功の師の一人である「盛鶴延老師」の著書です。ぜひご覧ください。
 

今回もご覧いただきありがとうございました。
何らかの参考にしていただければ幸いです。
次回もお楽しみに!
喜多原 歓喜地